僕は『ブログでの稼ぎ方』を人に教える仕事をしています。
そこで、よく質問されるのが
どんなパソコンを買えばいいですか?
ということです。
そこで過去にこんな記事を書きました。
こちらの記事でくわしく書いてはいるのですが、やはりブロガーたるもの最低限のPC知識はあった方が良いです。
ブロガーに限らず、特に今は個人がクリエイトする時代に移り変わりつつあります。
この『個人がクリエイト』するのには、パソコンはほぼ必須です。
重要な仕事道具ですから、最低限の知識は持っておくべきです。
ということで今回は、あんまりパソコンにくわしくない方向けにパソコンの基礎知識を解説してみました。
パソコンを買う時にチェックすべき項目
パソコンを買う時に値段だけ見るのは絶対にNGです。
性能によってはまとも使えないこともあるからです。
特に重要なのは
- CPU性能(もしくは名称)
- メモリ
- ストレージ
この3つは絶対におさえておかなくてはいけません。
それでは個別にくわしく解説していきます。
CPUについて
CPUってなに?
CPUというのはパソコンの脳の部品です。
高性能であるほど作業速度が速いです。
「Central Processing Unit(中央処理装置)」の略で、
見た目はこんな感じです。
だいたい3cm角くらいの四角の機械です。
ノートパソコンのCPUというのは基本的に取り外すことはありません。
ですので、僕たち一般人が普段CPUを目にすることはまず無いです。
パソコンの脳みそなんですね。
そうですね(笑)
ナビスコのプレミアムクラッカーそっくりです!
けどすごく重要な部品なんですよ。
CPUの仕事と性能
CPUの仕事は情報の処理(計算)です。
これはよく料理人に例えられます。
たとえば、魚のアジを三枚に下ろすのに、捌く人によって作業時間は全く変わりますよね。
料理経験が豊富な寿司職人なら速いですし、料理をしたことがない男子大学生なら遅いです。
という風に、作業の速い高性能CPUから作業の遅い安価なCPUまで様々な性能のCPUがあります。
ではここからは、どんなCPUがいいのかを解説していきます。
ひとつ注意点がありまして、今回はブログ講師である僕の目から見てブログ作業に向いているCPUに限った話になります。
どんなCPUが使われてるノートパソコンがいいの?
結論から言うと、
- Intel Core i5 シリーズ
- AMD Ryzen3 シリーズ
のどちらかで、なおかつ新しいものです。
2022年現在、CPUを製造している会社は世界で
- Intel(インテル)
- AMD(エーエムディー)
- Apple(アップル)
の3社です。(他にもありますが、この3社で世界シェアの大半を担ってますから、ここでは他のものは覚えなくていいです)
あと3.アップルのCPUはWindowsのパソコンには搭載されませんから、これも除外します。(今回はウィンドウズPCの話ですので)
残ったのはIntelとAMDの2社ですね。
インテルが作るCPUは、性能ごとに名称が分かれています。
高性能品はCore i9(コアアイナイン)、Core i7(コアアイセブン)
中性能品はCore i5(コアアイファイブ)、Core i3(コアアイスリー)
低性能品はCeleron(セレロン)、Pentium(ペンティアム)
となっています。
なぜ偶数がないのかは不明です。
乱暴ですがそういうものとして覚えてください。
次に、AMDが作っているCPUもIntel同様に性能ごとに名称が分かれています。
高性能品はRyzen 9(ライゼンナイン)、Ryzen 7(ライゼンセブン)
中性能品はRyzen 5(ライゼンファイブ)、Ryzen 3(ライゼンスリー)
低性能品はAtom(アトム)
基本的には数字が大きくなるほど高性能で高額です。
ここで再びブログの話に戻ります。
ブログの記事作成作業はそこまでCPUに負荷をかける作業ではありません。
高性能なCPUであるほど価格も当然高額になりますから、高額過ぎるCPUは、ブログ作業では持て余してもったいないのです。
反対に性能の低い安価なCPUもダメです。
画面がカクカクしたり、止まってしまったりします。
パソコンがスムーズに動かないことはすごくストレスになりますので、性能の低いCPUは絶対にNGです。
では具体的にどの作業でどのくらいのCPU性能が必要なのか、です。
最もCPUのパワーが必要なパソコン作業は
- 動画の編集
- グラフィックの美しいゲーム
この2つです。
この二種類の作業に必要なCPUのパワーを10とするなら、
- インターネットで何かを調べる…3
- ワードプレスでブログを書く…3
- YouTubeで動画を見る…4
- イラストを描く…6
という感じです。
動画の画質や、描くイラストや使うソフトによっても変わってきますから、これはあくまで参考程度にしてください。
このパワー3を上回るのが、上で紹介した
- Intel Core i5 シリーズ
- AMD Ryzen3 シリーズ
の2つです。
ですがこれは比較的新しいパソコンに限った話です。
という質問もたくさんいただくのですが、古いパソコンでもある程度高性能なCPUが使われていれば問題ありません。
使われているCPUの品番の確認方法は…
- 画面最下部のアイコンが何も無い帯の部分で右クリック
- タスクマネージャーをクリック
- 左上の方の[パフォーマンス]をクリック
すると右上の方に表示されます。
出てきた品番をこちらのページで調べてみましょう。
スコアが3400以上あれば、古くても問題なく使えます。
僕が使っているノートパソコンのCPUが[Intel Core i5 7200U]という品番なのですが、これのスコアが3359です。
このパソコンのCPUでワードプレスも画像編集も全く問題なくこなせている、ということを基準にしています。
ちなみに、古いCPUほど性能は低く、新しいCPUほど高性能です。
そのため、CPUの名称が性能する場合もあります。
ここだけ見るとCore i3やi5が、Core i7よりも高性能になっていますね。
名前に付いている数字よりも、スコアの数値が重要になります。
メモリについて
メモリってなに?
メモリというのはCPUが作業する作業台のことです。
見た目はこんな感じです。
CPUと同じような機械で、小さな部品がびっしり付いています。
大きさは成人男性の親指くらいです。
メモリの仕事と性能
メモリによって作業台のスペースの広さが違います。
※機械自体のサイズ(規格)は同じです。
GB(ギガバイト)という単位で表現され、現在出回っているノートパソコンには、4~64GBの間でさまざまなサイズのメモリが入っています。
メモリは「まな板の大きさ」とよく言われます。
たとえばワンルームマンションの狭いキッチンを想像してください。
そこでは小さなまな板しか使えません。
一流の料理人でもまな板が小さければどうしても作業効率は落ちてしまいます。
少し食材を切ったらすぐに冷蔵庫にしまう、これを何度も繰り返すことになります。
最初から大きめのまな板があれば、ある程度食材をまとめて切ってまとめて冷蔵庫に入れられて効率が良いですよね。
逆にまな板が大きすぎた場合。
たとえば体育館くらい大きなまな板があっても、その広さは全く使いきれません。
これでは未使用の部分がもったいないですよね。※当然大きなメモリほど高額になります。
ですので、小さ過ぎるのは絶対にNG、だけど大き過ぎもムダなわけです。
ほんとそれです!
広さに少し余裕があるだけで全然違いますよね。
どのくらい余裕があればいいのかをこれから
説明していきますね (^-^)
どんなメモリが使われてるノートパソコンがいいの?
結論から言いますと8GBです。
まずはこちらを見てください。
動いているアプリケーションソフトは・・・
- Googlechromeを二つ ※タブは11個と7個(動画系は無し)
- ペイント(お絵かきソフト)
- PhotoScape(画像編集ソフト)
- Evernote(メモソフト)
- LINE
- thunderbird(メールソフト)
- タスクマネージャー
僕の場合普段ワードプレスで記事を作成しているとき、これくらいのアプリが同時に動いていることが多いです。
わけがわかりません・・・。
わからなくても大丈夫ですよ(^-^)
重要なのは
【まな板のどれくらいのスペースを使っているか】
を表す、画像真ん中の6.5GBという数字です。
次に画像の右上の方を見ると8.0GBとあります。
これは僕のパソコンのメモリ(まな板の広さ)
が8.0GBというということで、
その内6.5GBを実際に使ってるよ、ということなんです。
家電量販店にディスプレイされて低価格のパソコンの状態を見てみると、搭載メモリはだいたい4GBです。
動作しているアプリは何も無いのに、常に2GBほどのメモリを使っていることがほとんどです。
つまり、メモリはパソコンの電源を入れてるだけでも、ある程度は使ってるということなんです。
使わない包丁やボウルを
常に置いてるようなイメージです。
え?
あしださんはいつも6.5も使うから・・・
4GBのメモリじゃ足りないってことですか?
その通りです!
電気屋さんで売ってる激安パソコンや、
ネットで売ってる激安パソコンのほとんどが
4GBのメモリしか入っていません。
これらのパソコンではブログはしんどいです。
ですので、ノートパソコンでブログをやる場合、最低でも8GBのメモリが望ましいです。
最近のメモリは4GBずつ数字が大きくなります。
これは一枚4GBのメモリを何枚付けるか、ということです。
もちろん時代と共にこの最小単位も進化しています。
20年くらい前のノートパソコンのメモリは128MBとかでした。
ストレージについて
ストレージってなに?
ストレージと言うのは情報を記憶しておく機械のことです。
ひと昔前は「ハードディスク」と呼んでいましたが、これはハードディスク以外のストレージが無かったからです。
みんな『ハードディスク=容量(ストレージ)』という感覚でした。
ストレージにはハードディスクの他に『SSD』というものがありますので、個別に説明してきますね。
上でちょっと言ってますが、
料理で言うなら冷蔵庫の事がストレージです。
大きさや、扉の開閉スピードが大事です。
ハードディスクってなに?
ハードディスクは直訳すると「硬い円盤」で、実際にアルミやガラスなどの硬い素材で作られています。
通常は金属の四角い専用ケースの中に入っているので、ハードディスク本体を見たことある方はあんまりいないんじゃないかと思います。
サイズは円盤の直径が2.5インチ(約6.4cm)と3.5インチ(8.9cm)の2種類があります。
ハードディスク(ドライブ)を略して、よくHDDと表記されます。
この記事でも以降はHDDという言葉で話を進めていきます。
SSDってなに?
SSDとは、「ソリッドステートドライブ」の略です。
ハードディスクのような円盤ではなく、見た目はCPUやメモリのような機械に近いです。
イメージしやすいです。
スマホやタブレットのストレージには全てSSDが使われています。
ストレージの仕事と性能
ストレージの仕事は情報を記憶しておくです。
HDDの場合、円盤がパソコンの中で高速回転し、磁気の力で情報が書き込まれたり、逆にHDDから情報を読み取る仕組みです。
昔のフロッピーやMDも仕組みは同じです。
SSDの場合は半導体を利用した記憶方法になります。
超極小、極薄のガラスの板が数十億個も並んだところに、電気が流れたり流れなかったりする仕組みを組み込んで作られた記憶装置です。
僕の説明ではこれが限界です。もっとくわしく知りたい方は
【SSD 仕組み】とかでググってみてください。
で、HDDとSSDの特徴を以下にまとめてみました。
HDD | SSD | |
価格 | 安い | 高い |
読み取り&書き込み速度 | 遅い | 速い |
容量 | 大きい | 小さい |
動作音 | する | しない |
主な用途 | ・PCの追加ストレージ ・テレビのレコーダー |
・最近のパソコン ・スマホ |
『外付けハードディスク』が付けてあるわ。
まさしくそれです!
あと数年前の車のカーナビも
ハードディスクですね!
CPUを料理人、メモリをまな板に例えるなら、ストレージは冷蔵庫です。
食材を冷たく保管するのが仕事ですが…
HDD冷蔵庫のトビラはものすごく重くて、開け閉めするだけでも大変です。
SSD冷蔵庫の扉は指一本でポンと開くスイッチがついてるようなイメージです。
SSD冷蔵庫は食材を出したり入れたりするのはすごく得意なんです。
SSDのメリット、読み込み&書き出し速度が速い
SSDを選ぶポイントは速度と音です。
SSDはHDDに比べ、読み書き速度が3~50倍速いです。
※SSDの中でもさらに種類があって、性能も大きく違います。
パソコンの起ち上げ時や、ブログのバックアップを取る時はストレージがSSDだと速くて快適です。
画像の編集時やアップロード時も速いのでノーストレスで作業が出来ると思います。
それにSSDは音が出ないのもいいです。
HDDはディスクが高速回転して読み書きしますので、どうしても「シュイーン、カリカリカリ・・・」みたいな音がします。
これをうるさく感じる方も居られます。
SSDならその心配はありません。
HDDに比べると、SSDは高額で容量も小さいのですが、デメリットを大きく上回るメリットがあります。
次に容量の話をしています。
SSDの最大のデメリットは容量が小さいこと
最後に容量の話です。
SSDは同じ値段のHDDと比較すると容量が小さいです。
逆に言うと、同じ容量のHDDと比較するとSSDは高額だということです。
ひと昔前はハードディスクの価値は容量が全て!みたいなところもありましたが、最近は大き過ぎるストレージもムダという風潮です。
どんなストレージが使われてるノートパソコンがいいの?
結論から言うと「SSDの256GB」です。(ブログ運営が目的の場合)
もうちょっとくわしく解説していきます。
SSDがHDDよりも優秀な理由
僕はHDDよりもSSDを使うことをオススメします。
なぜならストレスフリーの作業はお金に替えがたいという考えだからです。
「ちょっと割高でも、外国製より日本製買った方が絶対にいいよ」っていう商品、たくさんあるじゃないですか。
SSDとHDDっていうのはまさにそんな関係です。
HDDがいくら安いと言っても無料ではありません。
どっちにしろお金は出すのですから、ちょっと多めに出してSSDを買うのが賢い選択です。
SSDの容量はいくつがいいの?
僕のパソコンの容量は256GBなのですが、使用状況はこんな感じです。
↓↓↓
ストレージ256GBと言っても、256GB全部を使えるわけではありません。
いくらかロスしてしまいます。
という感じで、マックスで238GBしかないのですが、僕はそのうち131GB使っています。
動画はほとんど入っていませんが、数百曲の音楽と数百枚の画像や写真が入って
131GBです。
これでは128GBのストレージでは少し足りませんよね。
僕の場合、パソコンに256GBのストレージがあれば、プライベートなデータを入れたとしても容量で困ることは無いでしょう。
それでも足りない場合は、Googleドライブなどの無料で使えるオンラインストレージを使うのも手です。
ちなみに、ブログに貼付する画像は一枚当たり0.1MBでも十分な高画質に見えます。
10000枚の画像でも1GBにしかなりません。
パソコン初心者が勉強するべき知識をわかりやすくシンプルに解説!まとめ
かなり長くなってしまったので、シンプルにまとめます。
パソコンを買う時にチェックすべきべきなのは・・・
【CPU】【メモリ】【ストレージ】の3項目です。
パソコンはよく飲食店の厨房に例えられます。
- CPU:作業の速さのこと。=料理人の腕。
- メモリ:作業スペースの広さのこと。=まな板。
- ストレージ:作業したものの保管庫。=冷蔵庫
料理スキルが低過ぎる料理人はダメですし、
小さ過ぎるまな板では調理の効率は悪いですし、
一人用の小型冷蔵庫では飲食店経営は無理です。
これら3項目の性能が、ある程度良いパソコンを選びましょう。
どれか一つがダメになるだけで、他の2つの力が生かしきれません。
つまりパソコン本来の性能が発揮されなくなってしまうのです。
ちなみに、ブロガーにオススメのノートパソコンのスペックがこちら
- CPU:Intel Core i5、Ryzen3以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSDで256GB以上
パソコンを買うときは、必ずこれ以上の性能のものと買うようにしましょう。
もっと具体的なパソコン選びについてはこちらの記事がくわしいです。
*こんなお悩みないですか?*
- パソコン1台でどうやって稼ぐの?
- 実際に何をどうすればいいの?
- 知識ゼロでも稼げるようになる?
- 副業したいけど時間が無い
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